お金で幸せは買えない

今更言うまでもありませんが、お金で幸せを買うことはできません。
「幸せ」は、感じるものであって、お金を使って手に入れるものではありませんから。
素敵なお洋服もお洒落なバッグや靴も一時の満足感は得られますが、幸せになることとは違います。
手に入れる瞬間は高揚感で満たされますが、しばらくするとまた着ない洋服が部屋にあふれることになります。お金を使ってストレスを買ってしまったかも…

しかし、お金で解決できることもたくさんあります。そして、どんなに節約しようと思っても今の日本に生きていれば、自給自足の生活をしていたとしてもお金を使わずに暮らすことは不可能です。そして、生きていれば、思っている以上にお金はかかります。
ですから、お金とは仲良くしたいと思っています。必要な時にはそばにいてほしいですし、私が困った時には手を貸してほしい。そのためにも、常日頃から仲良く付き合っていこうと思っています。
死ぬまでずっと幸せに暮らしていきたいと思います。そのためにはこんなことを意識的にするようにしています。

１．お財布の中をスッキリ片付けること

毎晩、お財布の中のものを全て出し、お金と必要なカードだけお財布に戻します。
もちろん、お金の向きは揃えます。明日、お財布を開いた時、気持ちいいですよ。
この時、500円玉は貯金箱へ、きれいなお札はピン札貯金で引き出しにしまっています。

２．家計簿をつけること

毎晩、お財布の中のものを出すときに家計簿をつけています。と言っても手間のかかるものではなく、「お財布スッキリシート」というExcelシートに出入りした金額を６つの項目に入力し、お財布の残高と合わせるだけの簡単なもの。２分もかかりません。目的は何に支出したかが分かればいいのですから。
残高を一致させることで、お財布だけでなく私自身もスッキリします。
ポイントは歯磨きの習慣のように毎日つけること！
つけないと気持ちが悪いという状態になったら、お金は自然と貯まりだしていますよ。

３．幸せになる買物を心掛けること

ちょっと抽象的でわかりにくいかもしれませんが、使う時にウフっとうれしくて笑みがこぼれるようなものを買えたらいいですよね。例えば、お気に入りの定期入れ。電車の乗り降りのたびにうれしい気持ちになれたらいかがでしょうか。使うたびに幸せを感じられるものを買うこと。妥協せず、本当に気に入ったものしか買わないようにします。また、買おうと手にしたとき、「これはすでに家にあるモノたちと合わせることができるか？」洋服だけでなく、家具、食器、こまごました雑貨に至るまでコーディネートを意識します。一つ間違うと使わないモノになってしまい、ストレスが貯まるという悲しい結果になります。

４．銀行に預けっぱなしにせず、仲間を増やしてあげること

残念ながら、低金利で銀行に預けても駄菓子も買えない利息です。でも、どこに預けたらいいかわからないとそのままにしておいたら、お金は増えないどころか、実質的に目減りし、自分自身もずっとお金が苦手な「お金がない」と言い続ける人になります。投資信託や貯蓄性保険も怖がったり面倒に思ったりせず、お金に関する情報収集して知識を身に付けて下さい。お金が増えて一番うれしいのはあなた自身ですから。

５．目を背けず、仲良くしたい気持ちで接すること

お金も好きな人と一緒。好きだけど恥ずかしがって目も合わせなければ、想いに気付いてももらえません。ちゃんと目を見て、「あなたのこと好きなの」という気持ちでお金と接してみて下さい。きっと出ていくお金が少なくなり、入ってくるお金も増えるはず。好きな人のことなら、どんなことでも知りたいでしょ？ですから、お金の勉強もそんな気持ちで始めてくださいね。わかりやすい本もいっぱい出ていますし、今は、ネットで簡単に検索することができます。

お金で幸せを買うことはできないかもしれませんが、お金との付き合い方ひとつで、幸せであることはできると思います。生きるためにはお金は必要です。お金がないと生きていけません。どんな人生かは、お金とどう付き合うかで決まってくるのではないでしょうか。
また、お金をいっさい使わずに暮らすことは、お金を増やすことより難しいことです。「お金以上に大事なことがある」と表面的なきれいごとを言っていないで、ちゃんとお金と向き合ってみて下さい。あなたが一生懸命働いて得たお金です。
お金を大切にすることは、あなた自身を大切にすること。
お金を粗末に扱わないで、もっともっと幸せになって下さいね。

私が実際にやっていることをセミナーや個別相談で具体的にお教えしています。
ぜひ一度、お越しください。