私が保険で貯蓄する理由2「死亡保障は必要か?」

保険には、2つの役割があります。
保障と資産形成です。

子供のいない私は、若い時も「万が一、ご主人が亡くなったら…」といった経済的リスクがありませんでした。仕事もずっとしていましたから、保障の必要はほとんどなく、保険は資産形成の手段として考えていました。そして、貯蓄ができる上にさらに保障が付くなんてことは、他の金融商品ではありませんからとてもお得だと考えていました。

例えば、赤ちゃんが生まれたばかりの若いご夫婦。
もし、パパが亡くなったら、残されたママは小さな赤ちゃんを抱えて働こうにも働けず困ってしまいます。こんなご家庭には、保障も大切です。残された家族を守らなければなりません。

がしかし…
3組に1組が離婚する時代。養育費をまともに貰えずに頑張っているシングルマザーはいっぱいいませんか?
本当なら彼女たちに保険金を支払ってあげたいですよね。

だから、死亡保障は必要でしょうか?
保障すべきは、亡くなった時のことばかりではないように思います。

でも、人それぞれです。
あなたの場合は、どんな保障が必要でしょうか?
あなたの場合は、どんな経済的リスクがあるのでしょうか?

結婚していてもいなくても、子供がいてもいなくても、誰もが平等に歳を重ねます。
生涯現役と頑張っていても、70代80代で若い時のように働けるでしょうか?
歳をとってから、つまり老後の経済的リスクはほとんどの方にあると思います。
お子さんのいらっしゃる方は、「子供には迷惑を掛けたくない。」と必ずおっしゃいます。

女性の平均寿命が87歳を越え、40%の女性が90代を迎えます。
そして、4人に1人が100歳を越えるそうです。

でも、国からの年金は…
期待できませんよね。

長生きのリスク
これはどんな人にも考えられるリスクです。

だから、自分で準備するのです。
国もあてにできない、子供もいない、だから、私は自分の老後のために
個人年金保険はじめ、いくつかの保険を使って貯蓄しています。

保障は必要ないかもしれないけれど、誰もが最後は亡くなります。
残念ながら、それがいつかは分かりません。
だから、保険にしておくのです。
そうすれば、残された家族は私が払った保険料より多く、
保険金として受け取ることができます。

もし、投資信託にしておいたら、増えているかもしれませんが、
減っているかもしれません。
その上、銀行預金同様、相続人全員の承諾がなければ、動かすことができません。

保険にしておけば、何より遺産分割協議など面倒なことなど何もせず、
ただ保険会社に請求するだけで、受取人が保険金を受け取ることができるのです。

そして、保険にはさらに相続税の非課税枠もあります。
500万円 × 法定相続人の数

私たちはいくつまで生きるのか誰にも分かりません。
だから、長生きのリスクに備えつつ、亡くなった時のための準備をしなければならないのです。

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