300万が30万になってしまいました…⑤

10年前、300万円預金があった47歳の独身女性。
「支払いが大変だから、保険を見直したい。」と連絡があり、2年ぶりにお会いしました。
な、なんと預金が、10分の1、30万円になっていました・・・

そんなご相談から、
300万が30万になってしまいました…④
https://www.fukaeriblog.com/2018/06/19/savings-4/
で、あと2000万円老後資金を貯めよう!
といろいろ考えました。

もう一つ、こんな方法も追加していただけたらと思いました。
兄弟姉妹とチームを組む!

結婚をしない方も増えましたし、たとえ結婚していてもいずれは一人になります。
そんな中で兄弟姉妹、とっても大切な貴重な存在です。

ご夫婦のように兄弟姉妹で支え合うこともこれからの時代大切になってきます。
ご夫婦だったら、配偶者が亡くなった後、保険金を受け取り安心して暮らせるように生命保険かけていますよね。
それと一緒で、シングルの場合、兄弟姉妹で経済的なリスクをカバーし合えるよう生命保険を掛け合う仕組みを作ってはどうでしょうか?

今回の女性も独身の44歳の妹さんがいらっしゃいますので、互いを受取人とする終身保険でこんなご提案しました。
日本円の終身保険は割高ですので、積立利率3%最低保証の米ドル建ての終身保険$50,000.00にしました。
47歳のお姉さんは、65歳までの保険料が$123.15/月、保険料総額$26,600.40支払ます。
44歳の妹さんは、65歳までの保険料が$102.55/月、保険料総額$25,842.60支払ます。

もし、お姉さんが平均寿命87歳でなくなったと仮定すると、84歳の妹さんは、保険金の$50,000.00を受け取ります。そして、ご自分の保険は、最低保証の3%で運用されたとしても、解約返戻金$41,528.85(解約返戻率160.60%)になっていますので、解約してこれを受け取っていただき、老後資金として活用していただきます。
差し引き$65,686.25プラスになります。
もちろん、運用が上手くいけば、もっと増えるかもしれませんが、撮らぬ狸の皮算用になってはいけませんので、最低保証の金額です。
そして、為替の影響はありますが、減るケース同様、さらに増えるケースもありますし、一度に日本円に換えなければ、リスクを怖がることはないと思います。

人の生き死にで、お金を作ることに抵抗を感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、資産を殖やすことが難しい今はこんな方法も一つだと思います。

また、支払った保険料を解約返戻金が上回ったら、お二人ともお元気なうちに解約して、老後資金に充てていただくこともできます。保険を上手に使って、老後の準備を今からコツコツ始めていただきたいと思います。時間があれば、負担も軽く準備できますよね。
また、兄弟姉妹で知恵を出し合うこともできると思います。

なんにしても、まずは兄弟姉妹が仲良く互いの将来を思えるそんな関係を築きたいですね。
少子高齢化の影響で、家族の人数はどこも少なくなっています。
貴重な肉親とは、仲良くしたいものですね。

そして、誰もがお金に困らない穏やかな未来を過ごしていただければと思います。

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