子どものいない夫婦に保険は必要か?
「子どもがいないから保険はいらないんじゃない?」とおっしゃる方多いのですが、
あなたはどう思いますか?
子どものいない深川家、ガッツリ保険に入っています。
子どもがいないからこそ保険が必要だと私は考えています。
まず始めに、保険の役割をおさらいしましょう。
保険と聞くと、「死んだときお金がおりるんですよね?」とみなさんおっしゃいます。
はい、大正解です。
亡くなった時、入院した時、がんになった時、介護になった時、
保険によって保障内容は違いますが、【保障】は保険の大きな役割です。
もう一つ、私がいつも言っている貯蓄型保険。
つまり、保険には【資産形成】の役割もあります。
子どもがいない分、しっかり老後のために資産形成しておかなければなりません。
「子どもがいたって、子どもの世話にはならない。」と多くの親御さんはおっしゃいますが、お金の負担はかけなくても、買物してもらったり、車で送ってもらったり、お子さんがいらしたら、そんなチョコチョコしたことで助けてもらえませんか?
子どもがいなければ、高齢になった時、自分でできないことをお金で解決するしかないのです。
ですから、私は老後に向けての資産形成のためにしっかり保険を使っています。
「でも、保険は保障される分、効率が悪いでしょ?
だから、保険は保障だけで充分。資産形成は他の方法でした方がいい。」
頭のいい方はこんなふうにおっしゃいます。
確かに、保険での資産形成は、保証にまわる分、効率は悪くなります。
ですから、ご自分でしっかり資産形成できる方は保険で資産形成しなくていいと思います。
がしかし、リーマンショックや今回のコロナの影響で運用しているものが大きく下落している時に
亡くなったり、お金が必要になったらどうでしょうか?
保険の場合は、契約当初に約束された保険金や解約返戻金が支払われます。
お金のことが苦手なら、保険での資産形成が一番簡単かもしれません。
ホッタラカシにしておけますから、面倒なことが嫌いな私には打って付けです。
どんな金融商品も一長一短。
それぞれにメリットデメリットがありますから、使い分けることが大切です。
保険で資産形成している私は、当然、保険以外に投資信託でも運用していますし、それ以外のものでもしています。
とにかく【分散】ですね!
そして、子どものいない夫婦にとって、もっとも重要なことは自分の財産を100%配偶者が相続できるよう【遺言】を書くことです。
もし、あなたのご主人が遺言を残さないまま突然無くなったら、ご主人の財産は全てあなたのものになりますか?
残念ながら、ならないかもしれません。
ご主人のご両親やごきょうだいにも相続する権利があるからです。
その中で、保険は受取人が100%受け取ることができるのです。
ほとんどの場合、受取人は奥様です。
そして、遺産分割協議も関係なく、手続きをすれば数日で受け取ることができます。
子どもがいないご夫婦の場合、いないからこそ上手に保険を使って下さいね。
そして、もう一つ。
あなたに一人でも大丈夫な収入があって、厚生年金もしっかりもらえ、老後に向けて資産形成できているのなら心配ありません。
しかし、扶養の範囲内で働いていたり、専業主婦だったり、ご主人が国民年金だったら、ご主人亡き後、あなたの生活はどうなるのでしょうか?
こんな場合は、保険の【保障】も大切になってきます。
昨年、ご主人をがんで亡くされた奥様。
パートを辞めて、看病していらっしゃいました。
保険金は500万円ほどだったそうです。
50代後半で仕事も探さなければならない、マンションも賃貸のため、小さな所に引っ越さなければと途方に暮れていらっしゃいました。
いろんな方がいらっしゃいます。
子どもがいるとかいないとかではなく、自分の人生は自分で何とかするしかありません。
誰だって、お金に困りたくありません。
ですから、今から万が一を想定して準備しましょう。
その一つが貯蓄型の保険です。
どんな金融商品もメリットデメリットがあります。
いいとこ取りして下さい。
おいしい思いをして下さい。
自分のことは自分で守るしかないのですから。
「一人でも強く逞しく生きていける!」と周りから言われている私は、
さらにお金に困らず、最後まで幸せに生きていきていきたいですから、
自分の将来のために保険とも仲良く付き合っています。
でもね。どんなに逞しくても、大切な人が亡くなったらどうなんでしょう?
しばらく、抜け殻のようになってしまうのではないでしょうか?
だからこそ、今、お互いを大切にしていきたいと思います。
お金のことを考えることは、人生を考えることです。
一番の資産は、やはり【仲のいい夫婦】【仲のいい家族】ではないでしょうか?