「お金を働かせる」ってどういうこと?

岸田文雄首相も「2023年は資産所得倍増プラン元年として、貯蓄から投資へのシフトを大胆、抜本的に進めていく」と述べていました。
今後は資産運用が必須ですね。

若いうちは現金がない反面、労働生産性が高く、労働収入を得やすい状況ですが、年老いていくにつれ、労働生産性は下落していきます。
人生70年、80年であれば、最後までどうにか労働収入のみで生活費を補うことが可能ですが、人生100年時代に入り、老後までの労働収入のみで乗り越えられる時代は終わってしまいました。
その対策として、労働収入の減少を運用収入で賄うことが必須になってきたのではないでしょうか。

タイトルにある「お金を働かせる」とは、経済成長に自分のお金を乗せることです。


平成30年間の経済成長 ~日本ってすごいって思っていたのに・・・~
平成の30年でどのくらい経済は成長してきたのでしょう?
世界の企業を時価総額の大きい順に並べて、30年間の移り変わりを比較したものです。

https://dw.diamond.ne.jp/articles/-/24295

30年前はほとんど日本の企業が占めていた時価総額ランキングも、平成30年には1社も入っていない現状です。
反対の見方をするとランクが外だったGoogleやアマゾンアップルといった企業がこの30年で急成長し世界を引っ張っている状況ということが分かります。

そして、1位の時価総額を見て下さい。
NTTは、1,638送ドルだったのに対し、アップルは9,409億ドル。
約6倍!
このように常に経済は成長しています。
この経済成長に自分の資産を乗せてお金を働かせて得られるのが運用収入です。


お金持ちがお金持ちになる原則
フランスの経済学者トマ・ピケティが書いた『21世紀の資本』には、お金持ちがお金持ちになる原則が書かれています。
r>gの法則
資本収益率(r)は経済成長率(g)よりも常に大きい。

1000年間さかのぼって調査結果、労働によって得られる対価、いわゆる「人間の時給」は、お金を働かせる、いわゆる「お金の時給」を一度も上回ったことがないという結果だったそうです。

お金持ちがお金を働かせてお金を増やすスピードに人間が労働で対抗しても、資産が増えるスピードには、勝ち目がないと言うことが証明されています。

本を読んでもいいですが、映画を見るのもいいかも。
1時間43分です。
私はマンガで読みました!


人類最大の発明!!
r>gの法則を理解し、より効率的に資産を拡大させるための仕組みが複利運用
アインシュタインも「人類最大の発明は複利である」という言葉を残しています。

複利運用は、利息などの運用成果を元本に加え、その合計額を新たな元本として収益拡大を図る運用法です。
利息が利息を生むメリットがあり、運用成果をその都度受取る単利運用に比べ、高い収益を期待できるのが特徴です。
短期間では両者の差は小さいものの、期間が長くなるほどその差は大きくなります。
私たちは運用の成果はコントロールできませんが、運用する時間はコントロールできます。
人生100年時代に備えるための効率的な資産運用を考えると、資産運用をより早く開始することがなにより重要です。



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