【親の家の片付け】−終活整理を始めませんか?−
「親の家の片付け」やゴミ屋敷のことがよく取り上げられるようになりました。
テレビでも片付けがもとでお母さんと娘さんが揉めていらっしゃる様子が流れて切ない想いにかられました。
親子だとどうしてもストレートな物言いになってしまい、喧嘩になりやすいものですね。
戦後の高度経済成長やバブルを体験した親世代は「物を所有すること=幸せ」とずっと思ってきました。
また、「物を捨てること=勿体無い」と紙袋や空箱も沢山残しています。
そして、何よりかけがえのない思い出がいっぱいでとても捨てられません。
もう一つ片付かない原因は、歳を重ねる毎に体力も気力も衰えて来ることがあります。
重い物を持ち上げるのは大変で面倒ですから高い棚に戻せず、ついでの時に戻そうと床に置きそのままになってしまいます。
記憶力も低下しストックの把握も大変。
更にテレビを付ければ、電話一本で届く安くて魅力的な通販商品が目白押しでついつい買ってしまいます。
さて、そんな捨てるに捨てられない物で溢れた実家をそのままにしておくとこんな困ったことが起こります。
1.家庭内の転倒事故につながります。
床に置いてある物に躓いて骨折し、それが原因で寝たきりになられる方もいらっしゃいます。
85歳以上では転倒・転落がもとでの死亡は20%を大きく上回っているそうです。
2.相続トラブルの原因になります。
通帳、保険証券がどこにあるかみつけられません。
そのため、お子さんの一人が医療費や葬儀費用を立て替えて支払ったにもかかわらず、
その後、相続で揉めて泣き寝入りしたという話をよく聞きます。
3.遺品整理が大変!
残された遺品の処分は家族にとっては辛いものです。
片付けの手間だけでなく、精神的な負担もかかります。
さらに貴重な時間を奪うことになり、その上、予想外にかかる費用は大きな負担となります。
先ずは、我が家の大掃除や片付けを先にしませんか?
なかなか気が重い終活整理です。まずはあなたから始めてみましょう!
自分が出来ないことを人に望んでもなかなか上手く行きませんが、
「きれいになったら、こんなに気持ちいい!」
とまずあなたが実感して下さい。
その上で、親御さんに勧めれば、きっとスムーズにとりかかっていただけると思います。
ご一緒に思い出やさまざまな話をしながら、片づけてみて下さい。
きっと素晴らしい時間が持てると思います。
大切なお父様やお母様が毎日快適に暮らせるようぜひトライされてはいかがでしょうか。
部屋の中は、心の中の現れ。
そして、散らかった部屋からは、お金も逃げていきます。
家計と部屋の整理整頓、お任せくださいね。
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家計の整理整頓アドバイザー
深 川 恵 理 子